case 1 自然災害から郷土を守る

「地元の安全確保や、インフラ整備
郷土を守る仕事に誇りを感じます。

土木部 部長
土木工学科卒 1997年入社

青井 優典

土木工事は大地に足跡を残す仕事だから面白い

土木部では、主に公共土木工事の施工管理を行っています。国交省からは国道や河川、岡山県からは法面工事などを中心に請負っています。施工管理は現場の工事の進捗管理、図面通りに施工できているか工事内容をチェックするほか資材発注をはじめとする予算管理、さらには安全管理など現場の責任者としての仕事を行っています。たとえば構造物にしろ橋にしろ、何もなかった状態から、日々カタチとしてできあがっていくのが目に見えるわけです。それが面白い。完成したときはなお感慨深い。大地に足跡を残す仕事であることもやりがいですね。

Case1 高梁川中原地区災害復旧工事の様子
Case1 高梁川中原地区災害復旧工事の様子

高梁川の災害復旧工事に携わっています

現在私が担当しているのは「高梁川中原地区災害復旧工事」です。昨年7月の西日本豪雨で大水が出た後、堤防の陸側の5ヵ所ほどで水が噴出しました。これは堤防下の地盤に緩みがあるためで次に同規模の大水が出た場合、堤防の決壊、洪水に伴う大きな被害が予想されました。去年のような被害を二度と起こさないための緊急災害対策として、堤防に沿って矢板を打ち込んでいます。全長約2キロの工区のうち、当社の受け持ちは300メートルです。間もなく無事完工でこのエリアの災害対策がなされたことに安堵しています。

Case1 間もなく無事完工
Case1 土木工事は郷土を護る仕事だから面白い

「地域の人々の暮らし守る仕事」に誇りを感じます

本工事に限らず、私は主に国交省の案件を担当しています。国交省の案件は工事竣工後に、工事内容が採点され、優良工事の場合はポイントが加点されます。会社への加点と土木施工管理技士への加点があり、次回の応札にあたってはその持ち点と入札金額で落札業者が決まります。昨年担当した工事が表彰されたときは嬉しかったです。自分の仕事がきっちり評価を受けるっていいものですよ。また国の案件は工事規模が大きいので達成感もあるし、地元の安全確保、インフラ整備という面で仕事への誇りを感じることができます。大地と人の営みを繋ぎながら、同時に大地に自分の生きた証を刻める。この仕事の醍醐味だと思います。

Case1 土木工事の相関図 Case1 土木工事の相関図

入社から5年後には仕事の醍醐味を味わえます

数多くの現場を経験してきましたが、今も車で通りすがりの工事現場などが気になって見てしまうことがあります。職業病ですね(笑)。今回の工事も地盤が硬くて「硬質岩盤クリア工法」を採用し国内でも数少ない機械を用いたのですが、新しいチャレンジは緊張の一方で技術者として「対応力」の引き出しを増やすチャンスでもあります。やはり場数、経験がモノをいう仕事でもあります。ですから新卒からスタートする場合は、5年は先輩のもとで学ぶ覚悟できてください。親切丁寧に育てますから安心して飛び込んできて欲しい。私がそうであったように、5年経って、現場を任されるようになれば世界は変わると思います。この仕事がきっと好きになりますよ。